特集 オージービーフのスペシャリストが教える「オージーBBQマニュアル」－BBQ GO!

グリルと燃料（ガス・炭）

オーストラリアではガスグリルを使用することが多いですが、上級者達の間ではチャコール（炭）グリルが人気を集めているそうです。鉄板より直接火が当たるものの方がお肉の表面がカリカリになって美味しいですよ。また焼肉用のものでもＯＫです。

 

ステーキ用のオージービーフ

トング

高いものもあるけれど100均で売っているものでも十分ですよ。

 

オリーブオイル

 

塩

・オリーブオイルをお肉に塗りこみましょう。
調理の際、オリーブオイルはグリルではなく、お肉に塗りこむのがポイントです。お肉を焼く直前に、お肉の裏表にマッサージするように塗り込みましょう。
ただし、塗りすぎは良くないので、表面を軽くコーディングする位の量を目安にして下さい。

・塩で味付け
オージービーフを美味しく焼き上げれば、塩だけでも十分に美味しくいただけます。
塩は焼く直前にかけるとお肉の表面がカリカリになって美味しいので、オリーブオイルを塗りこんでグリルにのせる直前に塩をかけましょう。肉を常温に戻す際に振ってしまうと寝かしている間に、肉から水分が出てしまいますので避けましょう。

オージービーフを焼く手順

1. オージービーフを常温で寝かせてください。
   まずは冷蔵庫からお肉を取り出して常温で寝かします。時間は温度や環境にもよりますが、お肉が常温に戻る程度が目安です。
   冷蔵庫から取り出したお肉をいきなり焼くと、急激な温度変化によってお肉が固くなり、肉汁が逃げてしまうので注意しましょう。


2. オージービーフを美味しく焼くには、グリルを適温にするのが重要です。
   肉を寝かしている間にグリルに熱を入れ、グリルを適温までしっかり熱しましょう。
   グリルの熱さを確認するには、グリルから6cm位離れたところに、手をかざしてみてください。1秒も我慢出来ないのは熱すぎます。3～4秒我慢できる程度が適温で、それ以上、手をかざせるぐらいの熱さでしたら、もう少し温める必要があります。


3. お肉をグリルに乗せ、焼き始めてください。しかし何度もお肉をひっくり返してはいけません。
   お肉を焼くときには、何度もひっくり返さないで下さい。何度もひっくり返すと肉汁が逃げてお肉が固くなってしまいます。
   お肉を裏返すのは1回がベスト。お肉の表面に肉汁がにじみ出てきたタイミングで1度だけ返しましょう。


4. 「焼き加減」をチェックしましょう。
   分厚いお肉を調理するとき、見るだけで焼加減を判断するのは結構難しいですよね。
   一見焼けているようで実は中まで火が通っていなかったり、または焼けすぎて固くなったりしがちです。
   オススメなのは、トングで肉を押した感触と自分の親指の付け根の固さを比較して焼加減を確認する方法。以下のイラストを参考にしてみてください。
   
   ●手のひらを使ってできる簡単な焼加減の確認法

   

   まず親指と人差し指をくっつけて○を作って下さい。親指の付け根の固さが「レア」の固さです。
   親指と中指だと「ミディアムレア」、そして親指と薬指だと「ミディアム」で、親指と小指なら「ウェルダン」です。
    
5. 焼きあがったオージービーフはさらに寝かせましょう。
   焼き終わったらお肉をグリルからおろして休ませます。すぐに切るとお肉の中心部に集まっている肉汁が流れてしまいます。焼き上がった肉を寝かすと、肉汁がお肉の内部に広がって、より美味しくなるのです。外が寒い場合には、アルミホイルで包んで寝かせるのがお勧めです。肉を寝かす時間は、肉を焼いた時間の半分が目安です。10分焼いたら5分寝かしましょう。

オージーBBQのコツをお伺いしましたがいかがでしたか？簡単なポイントを押さえるだけで、オージービーフ本来の旨味が最大限引き出され、より美味しくなるそうですよ。
また、「MLA」が提供するスマホアプリ「ステーキメイト」を活用すると、アプリが焼いている間の工程をガイダンスしてくれるので、とっても便利です。お肉を焼くのは火加減が難しいと不安を感じている初心者の方は是非利用してみてくださいね。
オージービーフを美味しく焼くためのおすすめアプリ「ステーキメイト」